──伊藤キムさんは舞踏出身ですが、その時点で舞踏についてあまり知らなかった?
知りませんでした。玉川大学の授業で、大野一雄さんとか、山海塾などがあるということぐらいは習いましたけど。伝統芸能だと思っていたぐらい(笑)。それでキムさんのワークショップを受けたら、「これダンス?」って感じだった。だけどやらなきゃ気が済まない質ですから。運動神経は悪い方じゃないし、たいてい何でもなんとかこなせた。でも、ドルフィン・ジャンプという、床にうつぶせになって、身体を波打たせながら跳ねる動きがあるんですが、それができなかった。本当にくやしくて、絶対次も受けようと、ワークショップやショーイングに参加するようになりました。はじめてキムさんの作品に出演したのは99年の『on the map』で、2000年初めに正式メンバーになりました。