Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
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アジア・ソサエティー
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アジア・ソサエティー
Asia Society


Address:
725 Park Avenue at 70th Street NY, NY 10021
Phone: +1 (212) 288 6400
Fax: +1 (212) 517 8315
Email: info@asiasoc.org
http://www.asiasociety.org/
Arts Organization of the Month今月の支援団体
2008.2.29
アジア・ソサエティー 
アジア・ソサエティーは、アジアとアメリカ合衆国の人々の間の相互理解を目的として1956年ジョン・ロックフェラー3世によって創設された非営利団体。ニューヨークに本部がある。支部は、アメリカ国内ではサンフランシスコ、ヒューストン、ロサンゼルス、ワシントンに、国外では上海、香港、マニラ、ムンバイ、メルボルンに設けられている。2006年には、創立50周年を機に、本部・各支部の拡大・充実が図られた。運営は基金からの資金及び企業や個人の寄付によってまかなわれ、2007年現在でもっとも多額の寄付を行っている企業は年間100万ドル超を拠出しているシティ・グループで、アジアと米国の財界、政界を、文化や教育を通じてつなぐ役割も果たしている。舞台芸術関連の事業に対する財源は主に、ドリス・デューク慈善財団、ヘレン&ウィル・リトル舞台芸術基金、国内各都市のアーツカウンシルより提供されている。

アジア・ソサエティーでは多彩なプログラムを実施しているが、文化プログラムにも力を入れ、アジア全域の30以上に及ぶ国々の文化を、展覧会、舞台芸術、映画上演、講演やセミナー、出版物、ウェブサイト、メディアへの協力、学生や指導者への素材やプログラムの提供など、多彩な方法により紹介している。

文化と経済の相互のかかわりあいが深まってきた状況をうけ、プログラムのテーマは、アジアとアメリカが共通に抱える社会的な問題にも目を配るものになってきている。たとえば、グローバリゼーション(地球規模化)のもたらす影響や、アジアに於いてクローズアップされてきている課題、たとえば人権問題、女性の地位、環境問題、エイズなどの保健疫学問題である。舞台芸術の事業も宗教、伝統、現代の民族問題の文脈によるダンス、パフォーマンス、音楽の公演が主なものとなっている。舞台上演と同時に、テーマに関する理解をより深めるための映像/映画上映、シンポジウム、レクチャー等を併催し、アジア文化理解のアーカイブ的なイベントとして、教育団体とも連携しながら実施している。

また、ニューヨーク本部には、ジョン・ロックフェラー3世夫妻が収集したアジアン・アート、アジアアメリカン・アートの作品約280点を収蔵している博物館「アジア・ソサエティー・ミュージアム」やミュージアムショップが併設され、常時その一部が展示されている(収蔵作品はウェブサイトからも検索することができる http://www.asiasocietymuseum.com/)。

同ソサエティーが行なった日本関係の文化紹介プログラムでは、仏教、仮面といったアジアに共通する横断的なテーマの中で日本の文物を取り上げることも多いが、近年は沖縄出身でNYで活動している照屋勇賢の個展(2007年春)や、NY在住の舞踏家デュオEiko & Komaがカンボジアの若手パフォーマーと共同制作した「Mourning」公演(2006年5月、国際交流基金助成)、津軽三味線の木乃下真市らのコンサート「邦楽:ニューサウンズ・オヴ・ジャパン」(2006年1月、国際交流基金と共催)など現代文化なども積極的に紹介している。

年に1回、同ソサエティーを支援する関係者、団体、企業が世界中から集う大規模なガラが催され、アメリカ・アジア友好に貢献した政治家、文化人(アーティスト含む)、財界人、を表彰される。次回は、2008年11月11日に開催される。
 
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