──最新のパフォーマンスは『うぇるかむ★2015〜革命の夜明け』です。どんな内容だったのですか。
お正月にやったので、書き初めのアクティングがあったり、お正月の歌を使ったり、神社の鳥居がでてきたりっていう季節感のあるものでした。最初は新年のイベントのつもりだったのですが、いつも以上に物語の要素が強くなった。ジョージ・オーウェルの『1984年』(謎のビッグ・ブラザー率いる党に支配された全体主義的近未来を描いた小説)を引用して、電気グルーブの曲『誰だ!』を重ねたり、『サロメ』のシーンを入れたり、Boys Town Gangの『君の瞳に恋してる』や、映画『監督失格』の主題歌だった矢野顕子さんの『しあわせなバカタレ』というすごく切ない曲を使ったり。最後は科学の限界を超えて初音ミクというアイドルが誕生して革命の夜明けになるみたいな。説明してもあんまり伝わらないけど(笑)。