国際交流基金 The Japan Foundation Performing Arts Network Japan

Arts Organizations 世界の支援団体

2008.11.4

The Andrew W. Mellon Foundation
米国
アンドリュー・W・メロン財団

 アンドリュー・W・メロン財団は、米国の大富豪メロン家の資産をもとに設立されたアヴァロン財団とオールド・ドミニオン財団を統合し、1969年にニューヨーク州政府の承認を得て設立された非営利法人。教育・文化・研究活動に対する慈善活動に積極的に参加したアンドリュー・メロン氏(1855-1937)の功績をたたえ、現在は主に高等教育機関、図書館、学術研究機関、博物館、文化財保護団体、舞台芸術団体に対し支援を行っている。設立当時の資産2億2,000万ドル(約220億円)を基に、2007年時点で65億ドル(約6,500億円)の財源から、年間2億8,600万ドル(約286億円)の助成金を拠出している。

 同財団の芸術プログラムは、美術、舞台芸術などの分野で活発な活動を行う団体や機関に複数年の助成金を提供することによって、より長期的な成果と展望をもった支援をしている。特に、財団がニューヨークを拠点にしていることから、同地で活動する芸術団体、アーティスト等に対する支援がもっとも多い。例えば、1971年に設立されたニューヨーク・ファウンデーション・フォー・ジ・アーツ(NYFA)が2001年の9・11をきっかけにスタートした「ニューヨーク芸術復興ファンド」の460万ドルの財源の一部を助成しており、これまでに135の団体と352人の個人を支援している。

 舞台芸術プログラムにおける年間助成額は、2005年以降およそ2800万ドル(28億円)。音楽(オーケストラ)、オペラ、演劇、モダンダンス、その他の舞踊の分野で活動する米国の団体(カンパニー)に複数年の助成を行う。アーティスト個人を対象とする助成事業はないが、3年に1度発表されるNYFAの助成プログラム「ニューヨーク・シアター・プログラム」を通して、ニューヨーク市内の非営利系の劇場・劇団を対象に3年間にわたり計200万ドルを提供している。世界中からアーティスト、クリエーターが集まるニューヨークの劇場・劇団において、このプログラムを通じ、新しい才能を伸ばす人材育成の取り組みを奨励している。2008年は、ブルックリン・アーツ・エクスチェンジやウースター・グループ、ソーホー・レパートリー劇場ほか33の団体が選ばれた。同プログラムの次回の募集は2010年に予定されている。

 メロン財団の日本の舞台芸術との関わりについては、2006年5月に演出家・宮沢章夫率いる遊園地再生事業団が手がけた国際プロジェクト「モーターサイクル・ドン・キホーテ」公演(横浜赤レンガ倉庫1号館ホール)を共催の形で支援している。このプロジェクトを企画した近代英文学の研究者のスティーブン・グリーンブラット・ハーバード大教授の尽力により実現した。

 2004年にはその活動が認められ、アメリカ合衆国政府によるアーティストおよび芸術パトロンに贈られる最高勲章である「全米の芸術のためのメダル」を授与された。現在の理事長は音楽学者のドン・マイケル・ランデル氏。

 メロン財団の支援事業は、以下の6つのプログラムを柱に実施されている。

メロン財団のプログラムと主要分野
・高等教育と奨学金
・学術的コミュニケーション
・情報技術研究
・博物館と芸術保存
・舞台芸術
・環境保全

アンドリュー・W・メロン財団

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アンドリュー・メロン財団
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