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Performing Arts Network Japan
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劇作家・作曲家協会(SACD)
La Société des Auteurs et Compositeurs Dramatiques(SACD)

https://www.sacd.fr
Arts Organization of the Month今月の支援団体
2021.3.29
劇作家・作曲家協会(SACD) 
 オペラ「セビリアの理髪師」や「フィガロの結婚」などで知られ、18世紀のフランスで活躍した劇作家ボーマルシェが中心となり、舞台芸術の作家と作曲家の権利保護を目的に1777年に設立した会員組織。現在はテレビ、映画、ダンス、サーカスなど対象を拡大し、会員数は約56,000名(2019年末時点)。

 SACDのミッションは、「Defendre(作家の権利を守る)」「Protéger(作家を保護する)」「Accompagner(寄り添う)」「Soutenir(支える)」の4つ。そのミッションを遂行するため、作家の権利に関する啓蒙活動やロビー活動、著作権の管理や著作権料の徴収、法的サポート、社会保障面でのサポート、更には会員が利用できる施設の運営まで実に多岐に渡る活動を行っている。

 2019年に徴収された著作権料等は総額で約2億2,860ユーロ(約274億3,200万円、1ユーロ=120円で計算。うち69.7%が視聴覚・映画・ウェブ領域、30.1%が実演芸術領域)。また、いわゆる私的複製補償金の25%を主な財源として、新作の創作や上演への助成も行っている(2019年の予算規模は約640万ユーロ=約7億6,800万円)。

 2020年3月の新型コロナウィルス感染拡大によるロックダウンにより、フランスでは文化施設が長期間閉鎖となった。それにより苦境にある文化セクターを支援するため、文化省はまず、音楽、書籍、造形芸術、舞台芸術、視聴覚など各分野の統括団体や職能団体を通じて基金を設立して支援を行なった。SACDは舞台芸術分野の作家に対しする基金の窓口及び視聴覚分野における基金の窓口(視聴覚分野については国立映画センター(CNC)と共同)となり、アーティストの支援にあたった。

SACDの主な業務・活動
◎作家の権利保護や著作物の適切な利用のためのロビー活動や啓蒙活動
◎作家の作品や活動の種類に応じた契約書サンプルの提供、契約の際の相談など法的サポート
◎ウェブベースの著作権管理システムや世界各国の著作権管理組織との広範なネットワークを通じた著作権料の回収
◎著作物の使用許可や使用契約の仲介、アマチュアの使用許可に関する代理人業務
◎税務相談
◎経済的な苦境に陥った場合の経済的支援も含むサポート、公的社会保障に関するサポート、引退後の年金受給のためのサポート
◎カフェや上映・朗読イベントなどのためのスペース、コワーキング・スペース、映像撮影や編集のできるスタジオを兼ね備えた会員施設(パリ市内)の提供
◎新しい創作や作品の上演等への助成、業界団体やフェスティバル、劇場等への支援
 
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