The Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
Artist Database
長谷川 孝治
Born: 1956
Function: 劇作家 俳優
Company: 弘前劇場


Profile:
青森県出身。大学卒業後の1978年に「弘前劇場」を旗揚げし、以後ほぼ全公演の劇作・演出を担当。東京一極集中な演劇界の現状を打開すべく、青森を拠点に活動を続ける。共通語で書かれた脚本を、役者自身の口語(しゃべり言葉)に翻訳して演じる独自の手法を確立。病院や学校、葬式の席などで交わされる日常的な会話を地域の豊かな方言で綴り、人間の生死、業などを炙り出す作劇には定評がある。長谷川が高校教員だった経験を題材にした『職員室の午後』で、95年に日本劇作家協会最優秀新人戯曲賞受賞『FRAGMENT VII「アザミ」』で01年岸田國士戯曲賞にノミネートされる。また2002年にはタイ、フィリピンの俳優との国際共同製作『インディアンサマー』、07年には長谷川が舞台芸術総監督を務める青森県立美術館の事業として、韓国の劇団「コルモッキル」と共同製作した『ソウルの雨』など、海外とのコラボレーションも積極的に行っている。
http://www.hirogeki.co.jp/







撮影:田中流(2004年公演)
家には高い木があった
1994
東北地方の旧家。神崎家では95歳で逝った祖父の葬式と法事が行われている。送るのは孫である三兄弟と末っ子の妹、その家族たち。長男・龍郎以外は皆、県外で暮らしている。兄妹の父は彼らが幼いころ突然失踪し、彼らは死んだ祖父に育てられた。全員が30代を越えてなお、父に対して憎しみ交じりの複雑な感情を抱えており、葬儀のこの日、彼らは改めて家族や血縁について深く向き合うことになる。ドイツのTheater der Welt 2005招聘作品となった代表作。

初演年:1994年
幕/場数:1幕1場
キャスト:11人(男5女6)
初演カンパニー名:弘前劇場



撮影:横山英樹
FRAGMENT VII「アザミ」
2001
長い独白を用い、登場人物の内面にある激しい感情を表出させる劇団のサイドライン「FRAGMENT」シリーズ。深夜、大学の研究室。部屋の主である平井に、学生の野口と遅れてきたふゆの二人が突然「昨日、結婚を決めた」と切り出す。驚愕する平井。彼はふゆと長く不倫関係にあったからだ。さらにラジオ・ドラマの脚本家でもある平井を訪ね、ディレクターの里中も現れる。凝固した夜の時間、もつれた人間関係は次第に殺気を帯びて……。

初演年:2001年
幕/場数:1幕1場
キャスト:4人(男2・女2)
初演カンパニー名:弘前劇場
[外国語台本]英語『HALF A CENTURY OF JAPANESE THEATER I』(紀伊國屋書店)
問い合わせ先:弘前劇場


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