The Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
Artist Database
鐘下 辰男
Born: 1964
Function: 演出家 劇作家
Company: 演劇企画集団THE・カジラ


Profile:
北海道出身。1987年に演劇企画集団THE・ガジラを創立。現実に起きた事件や事故、史実を題材に、社会と人間の暗部に深く鋭い視線を向けたジャーナリスティックな作品を数多く執筆。19歳で連続射殺事件を起こした永山則夫(ながやま・のりお)を材にとった『tatsuya─最愛なる者の側へ』で第42回芸術選奨文部大臣賞新人賞を、戦争俘虜を題材にした『PW─PRISON OF WAR』と文学座への書き下ろし作『寒花』(かんか)他で第32回紀伊國屋演劇賞個人賞、第5回読売演劇大賞・大賞、最優秀演出家賞を受賞近作に『薮の中(やぶのなか)』『死の棘(しのとげ)』『ヒカルヒト』『ひかりごけ』『セルロイド』など.桜美林大学客員准教授。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cottone/index.html







撮影:小山秀司
寒花
1997
1910年の冬。旅順監獄署に伊藤博文暗殺犯の安重根(あん・じゅんぐん)が送られて来る。通訳として赴任して来たのは監獄医・宮田の旧友・楠木だった。楠木と次第に打ち解けた安は、獄中に響く「トントントン」という音について話す。その音が聞こえると恐怖が消え「自分の中に神が生まれる」と言うのだ。楠木も安の精神の高潔な一面に次第に惹かれていく。やがて安の死刑執行の日が決まり、最後の面談に臨んだ楠木に彼は「あの音は母の胎内で聞いた心音でもある」と語り……。

初演年:1997年
幕/場数:1幕
キャスト:11人(男10・女1)
初演カンパニー名:文学座
[外国語台本]英語『HALF A CENTURY OF JAPANESE THEATER V 1980s Part1』(紀伊國屋書店)
問い合わせ先:オフィス コットーネ



©オフィス コットーネ
アンコントロール
2003
御巣鷹山日航機墜落事故から5年。事故便をキャンセルした放送作家・芹澤明生(せりざわ・あきお)と妻は、命拾いしたことに罪悪感を感じている。一方、明生の空席に乗り夫が事故死した高村泰子(たかむら・やすこ)は、自分が帰りを急がせたために夫が死んだと悔いると同時に、偶然知り合った、席をキャンセルした本人である芹澤に憎しみを募らせる。また、父の命拾いを断罪するように事故後に生まれた明生の子供は障害をかかえていた。明生の友人・青砥(あおと)を巻き込み、行き場のない憎悪と悲しみは狂気の様相を帯びていく。

初演年:2003年
幕/場数:1幕
キャスト:4人(男2・女2)
初演カンパニー名:演劇企画集団THE・ガジラ


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