The Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
Artist Database
泊 篤志
Born: 1968
Function: 演出家 劇作家
Company: 飛ぶ劇場


Profile:
福岡県出身。北九州大学に在学中、大学の演劇研究会で執筆・演出を担当。卒業後上京、就職するも北九州へ戻り、1993年に「飛ぶ劇場」に復帰。95年より劇団代表に。劇団は2007年に20周年を迎え、九州演劇界を牽引する存在となっている。地元北九州の主産業だった鉄鋼業に絡めた『IRON』、隠れキリシタンを思わせる新興宗教が題材の『正しい街』など、社会的視点を持った作劇と、生演奏や歌などを取り入れた娯楽性の高い演出を巧みに共存させた創作が特徴。97年、九州の小村を舞台に、不思議な生き物・猫似(ねこに)の視点から生と死を描く『生態系カズクン』で日本劇作家協会新人戯曲賞受賞。99年、『IRON』が岸田國士戯曲賞最終選考にノミネートされる。現在、北九州芸術劇場に学芸係ディレクターとして勤務。
http://www.tobugeki.com/







撮影:藤本彦(2005年公演)
IRON
1999
日本と朝鮮半島の間に位置し、戦後のどさくさに日本から独立した島国・糧流(かてる)。主産業は鉄鋼業だが現在は低迷。国民は50年に渡る鎖国政策の行き詰まりで貧困と飢餓に苛まれている。糧流国民の最大の娯楽は卓球観戦。だが本来はスター的存在の国設卓球部選手たちにも、国の貧窮は影響を及ぼしている。選手の一人・板民(いたたみ)は、公安警察の横暴や何の希望ももてない現状に耐えかね、憧れの国・日本への脱出を考え始めるが……。

初演年:1999年
幕/場数:1幕
キャスト:16人(男10・女6)
初演カンパニー名:飛ぶ劇場



撮影:金丸圭
ミモココロモ
2002
とある大学の映画研究会。その町では毎秋映画祭が催され、今年は「地元映画人」として研究会にも作品出品の依頼が来た。けれど彼らは目の前の、個人的なことで忙しい。恋人以外の誰かが気になる、好きな人が振り向いてくれない、どんなに思っても相手はよそ見ばかり、将来に展望がない、何がやりたくて何が大切なことかが分からない……。迷い多き日々、前部長と恋人の看板女優、新人女性部員の間のバランスが崩れ、思わぬ破綻がやって来る。夏目漱石の『こころ』に想を得た恋愛群像劇。

初演年:2002年
幕/場数:1幕4場
キャスト:13人(男5・女8)
初演カンパニー名:飛ぶ劇場




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